腸内菌はヒトの感情にも影響大?

うつ病患者は脳内のセロトニンの分泌量が、健康な人よりも少ないそうです。 セロトニンとは、よく「幸せホルモン」などと呼ばれますが、これが脳内で分泌されると幸福を感じたり、精神的に落ち着いたりするようです。

ヒトの精神面に影響するセロトニン

ケーキなどのスィーツを食べると、脳が刺激されて脳内でセロトニンが分泌されるので、幸せな気分になります。 セロトニンは脳内で作られ、刺激を受けることによって分泌されるのです。 精神的に安定している人は、脳内でセロトニンが十分に作られているわけです。 実は、脳内のセロトニンは腸の非常に大きく関わりがあります。 というのは、脳内でセロトニンが作られるために必要な前駆体は腸内で作られるからです。 要するに、腸内で作られたセロトニンの前駆体が吸収されて脳に届けられ、それをもとに脳内でセロトニンが作られるということなのです。 ですから、脳内のセロトニンがきちんと作られるかどうかは、腸内環境の良し悪しにかかっているということになります。

体内でセロトニンが作られるためには

脳にセロトニンの前駆体を届けるためには、良い腸内環境が必要です。 もし腸内環境が便秘で荒れているとすれば、腸内でうまくセロトニンの前駆体は作られないわけです。 どうすれば腸内環境を良くすることができるでしょうか? 腸内には1000兆個の腸内菌が棲んでいると言われていますが、善玉菌、悪玉菌、日和見菌に区別されています。 これらの腸内菌が3:1:6の割合で常在している状態が良い腸内環境と言われています。 悪玉菌は揚げ物やジャンクフードを好んで食べ繁殖しますが、善玉菌は発酵食品や野菜、海藻類、キノコ類などを好んで食べて繁殖します。 ですので、腸内菌のバランスを良くするには、悪玉菌のエサを減らし、善玉菌のエサとなるものを積極的に摂取するとよいのです。

生活習慣の見直しも悪玉菌を増やさないために大切

脳内でセロトニンが十分に作られるためには腸内菌のバランスを良くする食生活の他、生活習慣を見直すことも大事になってきます。 なぜなら、生活習慣がどうであるかが腸内環境に影響するからです。 腸は自律神経によって機能しているのですが、生活リズムが不規則だと自律神経の働きがくるってしまうため、腸もうまく働かなくなってしまうのです。 その結果、腸内でセロトニンの前駆体も作られにくくなり、脳への供給も不十分になってしまいます。 セロトニンが脳内で作られるためには、食生活と生活習慣、どちらも大切になってきます。