ダイエットの第一歩は生活リズムの見直しから

ハードな運動やきつい食事制限で短期間でダイエットに成功できるというイメージを持っている人も多いはず。 最近では、ライザップなどのダイエット専門ジムが流行っていますし、「美のカリスマトレーナー」のような人が手掛けるジムもたくさん出てきています。 しかし、現実は、ジムを辞めたとたんにリバウンドするなど“ずっと痩せ続けている”ことはとても難しいようです。

モチリンというホルモンの分泌を促す生活習慣で痩せる

本当の意味で健康的に痩せて、しかもその痩せた状態をずっとキープするためには、ハードな運動やきつい食事制限などではなく、まず生活習慣を見直すことが大事です。 実は、生活リズムを整えることでかなりのダイエット効果が期待できるのです。 どのような根拠があるのでしょうか? 私たち人間は本来、遺伝的に体のリズムが決められているのです。 これはサーカディアンリズムと呼ばれるものですが、人間に組み込まているのは、日の出とともに起床し、日の入りとともに就寝するというもの。 このリズムに自分の生活リズムを寄せていくことがダイエットににもつながっていきます。 私たちの腸は、何も食べ物を食べない時間が8時間以上続くと、腸内でモチリンというホルモンが分泌されます。 このモチリンは、分泌されると、腸で大ぜん運動を促すのです。 腸は普段“蠕動運動(ぜんどううんどう)”と呼ばれる運動をしていますが、これは、腸が収縮することによって便を体外に押し出す役割を果たしています。 大ぜん運動とは、この蠕動運動のさらに上をいくもので、大ぜん運動は蠕動運動の200倍の速さで動くようです。

腸の大ぜん運動は代謝を促進する

大ぜん運動が起これば、腸内の便が外に押し出され、便秘が解消するわけですが、便秘はダイエットに大打撃なのを知っているでしょうか? 便秘は腸内に便や老廃物が溜まってしまっている状態。 この状態だと、有害なものが腸壁から血管に取り込まれてしまい、これが全身をめぐって細胞まで到達してしまうので、細胞は代謝を阻害されます。 代謝が阻害されるということは、体内のエネルギー消費も低下するということ。 便秘は代謝を低下させてしまい、ヒトを太らせてしまうのです。 逆に大ぜん運動が毎日起こると、便秘とは無縁の生活を送ることができるだけでなく、代謝を促進させることができるのです。

腸の大ぜん運動を起こすために

先にもお話ししたように、腸の大ぜん運動は何も食べない状態が8時間以上続く必要があるわけです。 私たちは日中、8時間何も食べない状態でいることはとても難しいですが、夜間であればそれほど難しくはありません。 ですから、夕食を早めに摂り、翌日の朝食まで8時間空くようにすればよいのです。